DARK SOULS III
今回はスマートフォンアプリではなく、コンシューマーゲームの紹介です。
ダークソウルはフロムソフトフェアの3Dアクションゲームで、高難易度な死にゲーとして有名な作品です。
プレイヤースキルの成長を実感出来る
作品の魅力としては、難易度が高いので否応なしにプレイヤースキルを向上させる必要があり、それに伴って自身の成長を実感できる点だと思いました。死にゲーとして優れている点も多く、死亡時にプレイを継続させる導線が非常によくできています。例えば、選択肢なしでリスポーンする点や、死亡時に経験値や通貨の役割を持つソウルという数値をその場にすべてドロップする仕様があるのですが、回収しにいかなければならない点など。
自由なリソース分配が可能なシステム
また、ソウルという概念に自身のリソースをすべて集約させているため、レベルアップ(ステ振り)や武器、防具、アイテムに自由に分配ができる点も良いと思いました。
最後に
高難易度とは聞いていたのですが、チュートリアル的なボスを倒すのに2時間以上もかかって心が折れそうになりました。7kちょっと払っているのでやめられないという意識で続けられたので、金額設定含めたレベルデザインも上手だと思いました。
あと、月並みですが、フロムソフトウェアらしい世界観やグラフィックも重厚なプレイ感を生み出してくれて、素晴らしいです。
Steam版もあるので、ちょっといいグラボを積んだPCがあれば是非やってみるといいと思います。
クラッシュ・ロワイヤル
クラッシュオブクラン(以下クラクラ)で有名なsupercellの新作で、クラクラをよりモバイル向きにしたようなシミュレーションゲームです。クラクラIPを使用しているため、前作を知っている人には馴染みやすい見た目だと思いました。
1. 対人戦の魅力を最大限に引き出すシステム
バトルの目的は、画面手前にある自分のお城を守りつつ、奥になる敵にお城を破壊することです。それぞれ3つずつお城があり、3分以内に多くのお城を破壊した方の勝利になります。お互いにAIキャラや魔法を、「どの場所」に、「どのタイミング」で出すか、が非常に重要になってくるゲーム性です。
優れている点として、ステージの内容がランク1から最終ステージまで見た目以外すべて同じとなります。しかし、ランクに応じて手に入るカードによって様々なフェーズの戦略が存在するため、非常にシンプルなゲーム性を様々な角度から考えてプレイすることになります。単にレベルデザインが優れていると言ってしまえばそれまでですが、ゲーム性を変質させずに戦略性を昇華させているところにすごさがあると思いました。
また、大きなポイントとして、バトルはすべてリアルタイムの対人戦ということが挙げられます。これと奥深い戦略性が組み合わされることで、対戦の中で試行し、気づきがあり、新たな戦略が生まれる、といった面白さにつながります。
2. モバイル向きのUIとゲームループ
基本的な画面は「インゲーム」+「アウトゲーム 5画面」のみの非常にシンプルなUIになっています。アウトゲームはスワイプでシームレスに切り替わる5つのタブで制御されています。よくあるソーシャルゲームのように遷移ごとにネットワーク通信をしたりしないので、ストレスを感じることなく操作をすることができます。
タブの5つの項目の選択が興味深くて、「ショップ」「デッキ」「ホーム(バトル準備)」の他に、「クラン」と「おすすめバトルのリプレイ機能」にも同程度の比重を持たせています。対人戦に重きをおいているからこそ、クランでの助け合いやクラン内対戦での切磋琢磨、リプレイ機能で優れた戦略についての学習を誘導する目的があるのだと思います。
ユーザーがインゲームで成長することが目的のゲームで、そのために必要な機能のみをすべてアプリ内に内包しており、かつシンプルにまとめているというデザイン力が本当に素晴らしいと思いました。
さいごに
まとめる過程で重要だと思う部分のみをピックアップして紹介したのですが、どんな微細な機能にもすべて意味があり、それぞれがすべて影響しあうことによってこのゲームデザインが成り立っていることに気がつきました。全体の設計思想から細部の操作感に至るまで非常に洗練されており、僕個人の中では非常に理想的なゲームだと思いました。
勇者ヤマダくん
一筆書きでダンジョンを進んで行く、特徴的なドット絵のシミュレーションRPG。
ストーリーが非常に魅力的で、プログラマのヤマダくんと一緒にゲームを開発していき、デバッグとしてプレイするといったシステムとなっています。ゲームの進行に合わせて新しい機能が増えていくのですが、普通のゲームとは新要素についての受け取り方が全く違い、一緒に作り上げているという非常に面白い体験だと感じました。
インゲームについて、ダンジョンの各階層で進行ルートを一筆書きで決めて進んで行くのですが、これも非常に奥が深い一筆書きになっています。通っていないマスがあると最後にダメージを受けるので基本的にはすべてのますを通るように決めるのですが、その場合でも何パターンものルートが存在します。移動の途中にレベルアップやアイテムによる回復があるため、どのマスをどういった順番で通るかが非常に重要になってくるのです。遠距離攻撃ができる敵は先に倒し、強い敵はレベルアップ後に倒しに行く、といったことを考えながらプレイする必要があり、見た目以上に高い戦略性があるシステムになっています。
いわゆる課金石に当たるアイテムが「おにぎり」なのですが、普通のオンラインゲームでは高級感を出すのが一般的なのに対して、非常に攻めた姿勢だと感じました。しかし、ゲームを進めていくと数ドットのおにぎり1個に対して120円の価値があるように感じてきて、その感覚が非常に面白かったです。
【放置ゲー】壁ドンしたら人生変わった
女の子に壁ドンすると発生するキュンを使ってストーリーを進めていく放置ゲーム。
壁ドンをするたびに女の子が過剰に反応をする演出がとても面白いと感じました。 突っ込みどころが満載のストーリーやキュンという概念が非常にキャッチーで魅力的だと思いました。
開発についての話なのですが、このゲームはサイバーエージェントの子会社であるGOODROIDのアプリなのですが、同じ子会社であるアプリボットの「グリモア~私立グリモワール魔法学園~」というアプリのクリエイティブを使っており、他の会社がスピンオフ的な作品を出す事例が新しいと感じました。 また、同じクリエイティブで全く違った魅力のゲームが出来るというのも非常に面白いと思いました。
うわ…俺の再生数、低すぎ?【放置ゲーム】完全無料!
ユーチューバー育成ゲーム。 いろいろな方向性を模索したりネタ動画をアップして、チャンネル登録者を増やしていく。
随所にユーチューバーっぽいネタが盛り込まれており、ユーチューバーが好きな人であれば非常に楽しめるゲームだと感じました。コンテンツだけでなく、サムネイルや全体のデザインまでしっかりとYouTube色が出ています。
また、ユーチューバーの大きな魅力である身近な感じを育成を通して感じることができるため、非常にモチーフと相性がよいゲームだと思います。